10天体の公転周期-どのくらいの期間を占うのに適しているか【星占い/西洋占星術/ホロスコープ】

投稿日:2024年7月21日 | 最終更新日:2024年7月21日

10天体の公転周期と、西洋占星術で運勢を占う際に、毎日の占い、毎月の占い、上半期・下半期や年間占いなど、期間に応じてどの天体を使うのに適しているかを解説する。

10個の惑星の公転周期

太陽の公転周期:約1年

公転周期:約1年(365日)
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約1ヶ月(30日)

太陽は月、水星、金星に次いで10天体中で4番目に公転周期が早い天体。約1ヶ月かけて1つの星座(ハウス)を通過するため、月間の運勢を占う際に使われる。月毎の運勢の流れを占えるので、上半期・下半期の運勢や年間の運勢など、中期的な期間の運勢を占うこともできる。

月の公転周期:約28日

公転周期:約28日
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約2〜3日

は10天体中で最も公転周期が短い天体。28日でホロスコープ上(全12星座/ハウス)を一周する。1日に平均13度11分運行する。非常に短い期間なので、数時間単位の細かい予測から、毎日の運勢、月間の運勢を占う際に使われる。日常生活における細かい出来事や、感情の動きを占える。長期的な期間を占うにはあまり適さない。

水星の公転周期:約90日弱

公転周期:約90日弱
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約19日

水星は月に次いで10天体中で2番目に公転周期が早い天体。約90日でホロスコープ上(全12星座/ハウス)を一周する。運行速度が早いが1つの星座に19日滞在するため、毎日の運勢や毎月の運勢を占うのに適している。仕事運や勉強運を占う際に使われる。

金星の公転周期:約225日

公転周期:約225日
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約25日

金星は月、水星に次いで10天体中で3番目に公転周期が早い天体。約225日でホロスコープ上(全12星座/ハウス)を一周する。1つの星座に1ヶ月近く滞在するため、毎月の運勢、上半期・下半期の運勢を占うのに適している。年間占いに使用する場合は、恋愛運が好調な月や金運が好調な月をピックアップすることができる。

火星の公転周期:約2年

公転周期:約2年
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約2ヶ月弱(約43日)

火星の公転周期は10天体中で5番目の長さ。約2年をかけてホロスコープ上(全12星座/ハウス)を一周する。1つの星座に2ヶ月弱滞在するため、毎月の運勢、上半期・下半期の運勢など、中期的な期間の運勢を占うのに適している。年間占いに使用する場合は、ストレスが溜まりやすい月やトラブルが起こりやすい月をピックアップすることができる。

木星の公転周期:約12年

公転周期:約12年
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約1年

木星の公転周期は10天体中で6番目の長さ。12年をかけてホロスコープ上(全12星座/ハウス)を一周する。1つの星座(ハウス)に1年間滞在するので、上半期・下半期の運勢、年間の運勢を占う際によく使われる。1年間、どのような幸運に恵まれるかを占うことができる。

土星の公転周期:約29〜30年

公転周期:約29〜30年
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約2.4年

土星の公転周期は10天体中で7番目の長さ。約29年をかけてホロスコープ上(全12星座/ハウス)を一周する。1つの星座(ハウス)に約2.4年間滞在するので、年間の運勢やそれ以上の期間の運勢を占う際に使用する。30年周期の運勢を占うのに適していて、出生時から30歳になるまでの運勢(人生に起こりうる試練や不運など)を占える。
それぞれのハウスに土星が入った時の運勢についての記事は▼のリンクを参照。

天王星の公転周期:約84年

公転周期:約84年
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約7年

天王星の公転周期は10天体中で8番目の長さ。冥王星、海王星に次いで3番目に公転周期が長い。非常に長い期間運行するので、毎日の運勢や月間の運勢を占う場合にあまり関与しない。公転周期が長い木星・土星・天王星・海王星・冥王星は、社会全体を占うのに使われる。個人の運勢を占う場合は、人生に起こる大きなイベントを占う。天王星の場合は主に、変化や離別、トラブルといった人生のハプニングを占う際に使われる。吉凶は天王星が入るハウスによって変動する。約84年をかけてホロスコープ上(全12星座/ハウス)を一周するので、人の一生をかけて全ハウスの運勢を体験することになる。

海王星の公転周期:約165年

公転周期:約165年
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約14年

海王星の公転周期は10天体中で9番目の長さ。冥王星に次いで2番目に公転周期が長い。非常に長い期間運行するので、毎日の運勢や月間の運勢を占う場合にあまり関与しない。公転周期が長い木星・土星・天王星・海王星・冥王星は、社会全体を占うのに使われる。個人の運勢を占う場合は、人生に起こる大きなイベントを占う。1つのハウスを通過する期間は約14年なので、人生で体験できるのは全部で12ハウスあるうちの数ハウスとなる。人の一生をかけても海王星の一周すべてを体験することはできない。

冥王星の公転周期:約249〜250年

公転周期:約249〜250年
●1つの星座(ハウス)を通過する期間:約12〜32年

冥王星の公転周期は10天体中で最も長い。非常に長い期間運行するので、毎日の運勢や月間の運勢を占う場合にあまり関与しない。公転周期が長い木星・土星・天王星・海王星・冥王星は、社会全体を占うのに使われる。個人の運勢を占う場合は、人生に起こる大きなイベントを占う。1つのハウスを通過する期間は約12〜32年なので、人生で体験できるのは全部で12ハウスあるうちの数ハウスとなる。人の一生をかけても冥王星の一周すべてを体験することはできない。


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