【西洋占星術】ドラゴンテイルの解説｜社会での人間関係の傾向を占う-ホロスコープ

太陽の軌道（黄道）と月の軌道（白道）が交差する点を「ノード」と呼ぶ。
このノード２点のうち、南の交点（降交点）を「ドラゴンテイル」と呼ぶ。「サウスノード(South Node)」とも呼ばれる。（北の交点（昇交点）は「ドラゴンヘッド」と呼び、それぞれ180度離れた場所に位置している）。土星に似た効力がある。
ドラゴンテイルは天体ではなく計算上で出てくる地点で、ASCなどと同じように感受点（占星点）として扱う。感受点は天体と同様に扱われる。
毎日少しずつ逆行している。

社会や他人とどう繋がりたいかという願望を占うことができる。
ここで言う「社会」や「他人」とは、狭い範囲で親密な関わりを持つ人や、小社会での人間関係を表す。学校内での社会は除外。あくまで社会人として生きている中での社会を示す。その社会の中で、自分が直接話ができる範囲が該当する。
ドラゴンテイルに10天体がアスペクトを形成すると、周囲との関わり方に特徴が現れる。反対側にあるドラゴンヘッドとは逆の解釈になり、人との関わりを避けるタイプか、反社会性な性質になるかどうかを占うことができる。いざこざを招きやすいかどうかもわかる。
サビアンシンボルを読む際の度数について、繰り上げるか繰り上げないかの正解がないとされている。占星術師によって異なる。他の天体同様、切り上げても良いし、切り捨てても良い。双方を確認し、よりしっくりくる方を適宜選ぶ場合もある。
霊体や超意識の記憶を表すとも言われ、カルマ（宿命）的な絆を意味する場合もある。

ドラゴンテイルで占えること

・社会とどう関わりたいか（願望）
・他人とどう接したいか（願望）
・社会や他者と距離を置きたいタイプか
・いざこざに巻き込まれやすいタイプか
・これまで習得してきた技能や才能
・心に抱える執着
・無意識に行ってしまう習慣（過去や前世の影響）

12星座wiki

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ドラゴンテイル×10天体のアスペクト

※ドラゴンテイルとのコンジャンクション/合（0度）は、対極に位置するドラゴンヘッドのオポジション（180度）のアスペクトと同意となる。

太陽×ドラゴンテイル：0度

孤独を望むか、孤独に過ごすことが多い。他人と一緒にいたい願望が弱い。他人と通じ合ったり、打ち解け合うことがない。適応力に欠けている。他人と一緒に過ごしたり、共同生活に向かない性格。他人と一緒に仕事をしたり、共同事業に不適。裏表のない素直な性格だが、自分の弱みを隠そうとしてしまう。自分の弱みを語らないので、周囲の援助を受けにくい。協力者に恵まれにくい。隠遁生活に憧れる。世間から離れた場所で暮らしたい願望。引きこもりになることも。

月×ドラゴンテイル：0度

適応力に欠けている。閉鎖的な人間関係。自己中な性格で他人とうまくいきにくい。他人と折り合いがつかないことが多い。すべてにおいて自己中心的。人と親しくなっても仲違いしやすい。

水星×ドラゴンテイル：0度

社交性が無く、他人を批判する傾向。人の悪いところばかり目につく。人のことを悪く言ったり、傷つける発言をするため嫌われやすい。他人と交流することに苦痛を感じやすい。人と関わるのが煩わしく感じる。協調性に欠ける。人と関係性を築くのが苦手。人と接するときに不安や心配を抱く。自分の意見を他人に伝えるのが苦手。他人に自分の考えを理解させる経験が不足している（努力不足）。自分の殻に閉じこもる。

金星×ドラゴンテイル：0度

他人と協調できない性格。人と打ち解けにくい。気軽に人と接するのが苦手。人との交流が不愉快に感じる。人と一緒にいても楽しめないことが多い。素直じゃない。捻くれた性格が災いして、人と情愛で結ばれる機会が阻害されがち。愛のある人付き合いが苦手。愛されるための努力が不足している傾向。周囲から親切にされたり、愛情を向けられても全く理解しようとしない。そのため孤立しやすい。孤独な生活を送る傾向。

火星×ドラゴンテイル：0度

仲間と争いやすい。組織内でトラブルの火種になる傾向。チームや社内で喧嘩や論争を起こしやすいので注意。孤立するか一匹狼になりがち。人と協力せず、単独で頑張ろうとするため無駄な労力を費やす。人に頼らず、単独の戦いを自分に強いる。1人で何もかもやろうとして、力を浪費してしまう。

木星×ドラゴンテイル：0度

社会的なセンスに乏しい。非社会的。人間関係や交際に恵まれない。利己的な面が出やすく嫌われる。自分の利益になることに執着するので、信用を得られない。人から信用を失われやすい。人から信頼されても、その信頼を悪用して信頼を失う。人間関係を良くしようという気持ちに欠けている。良い人間関係を築こうとする努力が不足している。

土星×ドラゴンテイル：0度

人間関係の不和が多い。誤解されたり仲違いしやすい傾向。人付き合いに障害ができやすい。他人には理解できない理屈をこねる傾向が出ると、人から疎まれ阻害される。頑固に自分の考えを通そうとする。それが裏目に出ると他人から邪魔をされやすい。他人から攻撃や妨害を受けやすい。誰かと一緒の作業や共同の仕事において、困難に遭いやすい傾向。

天王星×ドラゴンテイル：0度

適応能力に欠け、環境の変化に弱い。変化の多い環境にストレスを感じたり、悩みがちな傾向。他人と関わることで発生するストレスや苛立ちに不安を感じやすい。他人との共同生活に向かない。共同生活やルームシェアが長続きしない。共同生活を維持する力に欠ける。共同事業や団体活動では突発的なトラブルが発生しやすい。

海王星×ドラゴンテイル：0度

情緒不安定。他人に理解されにくい性格。人間関係に失望している。関係を築いてきた人に幻滅した経験がある。他人に騙される不運が多い。他人をあざむく傾向がある。人を信頼させておいて騙す。他人に騙された結果、人に失望して他人を欺くようになる場合と、自分が他人を欺いた結果、離れていった人に失望する場合がある。

冥王星×ドラゴンテイル：0度

他人からの影響を受けたくない気質。他人からの干渉に反発。人との関わりが強まると窮屈に感じるようになる。人との繋がりを束縛と感じる。人間関係に縛られたくない。誰かと共同で何かをしていても、束縛されているように感じる。同じ境遇に生きる人と運命を共にしやすい（良い環境、悪い環境問わず）。政府や大企業と関わるとトラブルが発生しやすい。