【男女対応】ノーアスペクトの性格10天体まとめ(ホロスコープ)

投稿日:2023年11月21日 | 最終更新日:2024年6月27日

ノーアスペクトとは?

ホロスコープにおいて10天体がメジャーアスペクトオーブ5度以内)を形成していない天体を「ノーアスペクトの天体」と呼ぶ。マイナーアスペクトや感受点(ASC・MCなど)は含めない。アスペクトは天体同士の結びつきにより意思疎通ができており、全天体を合わせて個人の総合的な活動力が形成されている。その一方でノーアスペクトは、他の惑星との結びつきがなく孤立して働くため、その天体が示すものだけが浮いてしまう。一般的には天体の意味を失っている(役に立ちにくい)と考えられている(他の天体から独立して独自の役割を果たすという考えもある)。
個人の性格においての影響は、ノーアスペクトの天体が示す効果が失われる(現れるまでに時間がかかる)か、逆に過剰に発展させる(暴走する)かの両極端な形で現れやすい。吉星と呼ばれる天体がノーアスペクトだと良い効果や保護を得にくいため苦労する場合があるが、有利に活かせれば強い武器となることもある。

10天体のうちのいずれか2天体がオーブ5度以内の角度を取り合っている場合は、ノーアスペクトの逆でアスペクトを形成している状態となる。詳しくは【ホロスコープ】アスペクトの解説&10天体の各アスペクトまとめにて解説。

ノーアスペクトの太陽

【男女共通の傾向】

太陽は表(公的)に出す創造意志や人生の課題を表す。太陽が孤立しているホロスコープを持つ人は以下のいずれかの傾向が強まる。

主体性や自主性がない。人生の目標が見つからない。人生を遠回りしてしまう。遠回りしたあとで成功して有名になるケースが多い。行動の目的やテーマが弱い。「こうなりたい」という願望があっても煮えきらず実行に移せない。他人の目的に流される。仕事や人生のテーマが変わりやすい。転職を繰り返す。鬱傾向の人がとても多い。恥ずかしいくらいに自己主張する(自分の人生をテーマにした自己主張)。派手に自分自身を押し出す。目立ちたいだけという人もいる。これらは「自分には推し出すものが何もない」というコンプレックスの反動 であることが多い。組織で働くよりも独立する方が向いている。

【女性の傾向】

太陽は「男性運」を表すため、女性のホロスコープの場合は人生における男性運(結婚運)を占うことが出来る。

人生における”男性”の部分に穴が空きやすい。例:父親がいない・自分の理想とする男性がわからない。人生の目標が定まらず鬱になりやすい。結婚に縁がないか結婚に苦労する。なかなか結婚相手が見つからない。結婚の機会があったとしても踏み切れない。一度自分の穴を埋めてくれる存在が現れると依存心が強まる。男性から良くも悪くも影響も受けやすい。男性が自分の一部になってしまう。あげマン気質になるタイプもいる(自分の運を相手に捧げる)。

【男性の傾向】

暴走しやすく衝動的な性格。お酒を飲むとタガが外れる。日々の仕事やスポーツで発散させると吉。スポーツ選手、格闘家、俳優に多い。日常的にエネルギーを使い続けるようにすれば穏やかな人格になることもある。

ノーアスペクトの月

【男女共通の傾向】

は自分の内面、感情、共感を表す。月は母親や女性、妻の象徴でもあるので、幼少期からの母親や女性との関わりを占うことも出来る。月が孤立しているホロスコープを持つ人は以下のいずれかの傾向が強まる。

感情面が未発達。情緒が不安定。感情の起伏が激しい。喜怒哀楽がハッキリ顔に出る。いつまでも子どものように無邪気な感情表現。良くも悪くも無邪気。空気を読むのが苦手。もしくは過剰に気を遣ってしまう。人の気持ちに共感しにくいか、感情を理解し合うことが難しい。共感性が低い。母親と密接(男性の場合はマザコン)か疎遠気味かに分かれる。後者の場合、幼少期から一人で過ごすことが多い。家庭を持つことに対する憧れがない。

【男性の傾向】

生まれてから一度も家族以外の女性と密接に接触したことがないという人が多い。親と異常に仲が良い(マザコン)。

ノーアスペクトの水星

【男女共通の傾向】

水星は知性やコミュニケーション能力を表す。水星が孤立しているホロスコープを持つ人は以下のいずれかの傾向が強まる。

知性の働きが過剰になる。自由で常識にとらわれない知性。善悪関係なく興味を持つ。いつまでも子どものような好奇心を持つ。人工的で尖がった知性。普通の人には理解しがたい思考をしているのでコミュニケーションに支障が出る場合も。文章を扱う仕事(文筆家、記者)や研究関係、講師には有利。とめどなく話したり文を書くことで力を有効に活かせる。果てしなく知性を使い続け、適度に枯れることで自然になる。
水星と金星はアスペクトがないのが強みとなるケースが多い(あまり問題にならない)。

ノーアスペクトの金星

【男女共通の傾向】

金星は社交性・愛・人生の悦びを表す。金星が孤立しているホロスコープを持つ人は以下のいずれかの傾向が強まる。

水星と金星はアスペクトがないのが強みとなるケースが多い(あまり問題にならない)。
何者にも縛られず、愛や美を追求する。思春期のときの気持ちをずっと持ち続ける。老いても思春期の感情を失わない。若い人が持つ華やいだ気持ち・ときめき・新鮮な感動を求める気持ち・依存心など、若い女性のような感情が風化しない。遊び精神が強い。実生活にとらわれず愛や娯楽を楽しむ。モラルに縛られずに恋愛を楽しむ。他人に愛情が向かない場合はナルシスト傾向が強まる。
金星の作用を強めた職業である美容業界、芸能人、モデル、水商売、客商売を仕事にしている人にとっては有利。

【女性の傾向】

生涯にわたり美容業界、芸能人、モデル、水商売、客商売で力を発揮できる。

【男性の傾向】

金星は「女性」「女性との恋愛」を表すため、男性のホロスコープの場合は人生における女性との関わりを占うことが出来る。
金星がノーアスペクトで孤立している男性は、生まれてから一度も家族以外の女性と密接に接触したことがないという人が多い。女性との縁が薄い傾向。

ノーアスペクトの火星

【男女共通の傾向】

火星は積極性・勇敢さ・攻撃性など「男性的なエネルギー」を表す。火星が孤立しているホロスコーブを持つ人は以下のいずれかの傾向が強まる。

日常生活において攻撃性をどう使って良いかわからない。怒りや衝動のコントロールが苦手。考えるよりも先に動いてしまう。自己主張が苦手。何かを頼まれても断われず不利益を被る。自分のテリトリーの主張ができないので、他者に食い込まれ過ぎてしまう。自分を下げてしまう。マウントを取られやすくなる。人から舐められやすく、迷惑をかけられやすい。他者から余計なストレスを与えられる。逆に不自然な自己主張をしてしまい、批難や攻撃のターゲットになる場合もある。スポーツや武道、ジムに行って日常生活と切り離された場所で火星の力を鍛えるようにすると火星の力が発揮できるようになり、他者とのバランスが取れるようになる(舐められにくくなる)。日常生活以外の場所で力を発揮できるため、武道や剣道経験者に火星のノーアスペクトが多い。

【女性の傾向】

火星は男性的エネルギーの象徴であるため、女性の場合は男性に比べると火星が孤立していてもさほど日常生活に影響がない(意識してスポーツなどしなくてもバランスを取ることが可能)。しかし人から迷惑をかけられやすい点は変わらない。男性との縁が薄い傾向。

【男性の傾向】

男としての強さ、強気さ、勇気が弱まる。なよなよしているように見られる。男気がないと言われる。社会生活に支障が出やすいと言われるが、職種によってはそれを活かせる場合もある。

ノーアスペクトの木星

【男女共通の傾向】

木星は楽天性や拡大を表す。木星が孤立しているホロスコープを持つ人は以下のいずれかの傾向が強まる。

現実感のない社会性。常に楽観的でいられる。実際性のない善意や根拠のない希望を持つ。他社にも自分にも過剰に寛容。実行力が乏しいが理想は大きい。逆に、先のことを考えずに実行して失敗する場合も。後先考えずに行動してトラブル。木星の保護の力がないため、自力で運命を切り開いていかなくてはならないことが多い。宗教的な活動やボランティアに関わる(のめり込む)人もいる。仕事や日常生活に支障があっても、当の本人は楽観的なので特に困らず、周囲が苦労する。

ノーアスペクトの土星

【男女共通の傾向】

土星は秩序、忍耐、制約を表す。土星が孤立しているホロスコープを持つ人は以下のいずれかの傾向が強まる。

自由に生きる。ルールに縛られず自由奔放。決まった人生コースがない。無軌道で秩序のない人生。人生の最終的なイメージがない(持たない)。計画を立てるのが苦手(嫌い)。その場限りで楽しければ良いという人生感。目先のことに捉われて失敗。現代社会ではむしろこの生き様の方が良いのかもしれない。周囲に心配されたり迷惑をかけることが多い。逆に土星の制約や秩序の面が過剰に強まると、根拠のない物事やルールに熱中する。異常に頑固で対人関係に支障。世襲的でがんじがらめの家系に生まれることも。土星は父親や指導者を表すので、それらとの縁が薄いか、異常に縁が強く絶対的な存在となるかに分かれる。

ノーアスペクトの天王星

【男女共通の傾向】

天王星は反逆性・革新性・独立心を表す。天王星が孤立しているホロスコープを持つ人は以下のいずれかの傾向が強まる。

人との距離感が極端(ベッタリしていたかと思えば、突然離れるなど)。距離の取り方が下手。距離感の把握ができない。相手の影響を受けすぎる。それほど問題のない人間関係でも唐突に嫌になって離れる。疎遠になりがち。長続きする人間関係の構築ができない。一匹狼気質。極度の人嫌いのことも。意外性のあるユニークな人になる場合もある。本業以外の副業で成功する場合が多い。
7ハウスに天王星のノーアスペクトがある場合、結婚後に配偶者と疎遠になる(別居や単身赴任など)。

ノーアスペクトの海王星

【男女共通の傾向】

日常生活における影響は特にない。スピリチュアルな力が強まる。そういった副業をすると吉。他の天体(月や水星、金星)に比べると目立たない影響。

ノーアスペクトの冥王星

【男女共通の傾向】

日常生活における影響は特にない。スピリチュアルな力が強まる。そういった副業をすると吉。他の天体(月や水星、金星)に比べると目立たない影響。

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