【男女対応】木星×冥王星の各アスペクト解説-ホロスコープ(性格/ネイタル/出生図)

投稿日:2022年4月30日 | 最終更新日:2024年6月18日

木星は楽天性や拡大・発展性、冥王星は強いこだわり・権力や強制力・破壊と再生を表す。出生時のホロスコープ(天体配置図)での木星と冥王星の角度(アスペクト)によって、これらがどのように発揮されているかがわかる。

【補足】

木星土星天王星海王星冥王星の5天体は動きが極めて遅いため、アスペクトを作る期間が長期に及ぶ。そのため、これら5天体同士によるアスペクトは、個人の性格というより世代に共通する気質を表す。
ただし、ASCの支配星・太陽による強いアスペクトが絡んでいる場合は、個人の性格に強い影響が現れるとされる。

木星×冥王星:0度(コンジャンクション/合)

【男女共通】

楽天性や拡大・発展性を表す木星が、強いこだわり・権力や強制力・破壊と再生を表す冥王星と重なることで、以下のいずれかの暗示が強まる。

カリスマ性がある。集団を導く能力がある。大袈裟で傲慢な面がある。トップに立ちたい願望。自分のやっていることは正しいという自信と確信がある。何らかの分野で力を握る傾向。権威を渇望する。社会を良くしようとする。社会を改革するための使命感がある。政治などで社会を動かす立場に立つと富裕層による富による支配を行いやすい(プルトクラシーの傾向)。お金の力でどうにかしようとする傾向。宗教的信念がある。人の精神に訴えかける能力がある。物質的分野にも無限に力を伸ばす能力に長けている。社会的地位が高くない場合は権力を否定したり反抗的な態度をとるが、社会的地位を得ると権力主義へと態度が一変する。

木星×冥王星:60度(セクスタイル)

【男女共通】

60度の角度には発展を促す作用がある。楽天性や拡大・発展性を表す木星と、強いこだわり・権力や強制力・破壊と再生を表す冥王星がサポートし合うアスペクト。以下のいずれかの暗示が強まる。

指導力がある。組織に恵まれたり、組織を統率する力がある。公の場でも強気でいられる。卑屈にならない。堂々としている。集団を指導する能力がある。堂々とした言動により多くの人を率いる。知的にも精神的にも集団を指導し、まとめる力がある。偉業を達成しやすい。学問やスキルの修得力が強い。観察力と吸収力がある。宗教的な社会観を持つ。政治や起業など集団を統率する立場になると、コネや財力・権力者の援助を得やすい。偉業達成という目標があれば、どのような分野においても成功しやすい。しっかりとした社会的地位を確立するアスペクト。堂々としていることで人が集まり、それが幸運に繋がっていく。

木星×冥王星:90度(スクエア)

【男女共通】

90度の角度には天体の力の片方を犠牲にしたり逸脱させたりするが、新たな方向へ発展させる作用がある。このアスペクトの場合、楽天性や拡大・発展性を表す木星と、強いこだわり・権力や強制力・破壊と再生を表す冥王星の力が逸脱するように作用するため、以下の暗示が強まる。

横柄な態度。押しの強さが過剰気味。悪徳なことや不正をしやすい傾向。崇高なものや神聖なもの、人の大切なものを貶めたり茶化すような価値観を持つ。信心深さに欠ける。宗教観も冒涜的。行きすぎると道徳を逸脱することが快感となる。無法者や犯罪者になる場合もある。金銭面のモラルがない。財政面でトラブルを起こしやすい。財力や権力を渇望する。政治活動や組織内において権力抗争に関わりやすい。最悪の場合は、社会的地位や財産を一度に失う不運に見舞われる。

木星×冥王星:120度(トライン)

【男女共通】

120度の角度には天体の力を快適な方向へ発展させる作用がある。楽天性や拡大・発展性を表す木星と、強いこだわり・権力や強制力・破壊と再生を表す冥王星が良い方向に力を発展させる。主に以下の暗示が強まる。

影響力がある人が多い。自分のステータスを上げようとする。利益や名声を追う主義だが、せこいことはしない(嫌い)。経済的成功や権力を得ることに肯定的。野心的だが、真っ直ぐで純粋さを感じるため周囲から認められやすい。指導力がある。組織に恵まれたり、組織を統率する力がある。集団を指導する能力。知的にも精神的にも集団を指導し、まとめる力がある。偉業を達成しやすい。学問やスキルの修得力が強い。観察力と吸収力がある。宗教的な社会観を持つ。政治や起業など集団を統率する立場になると、コネや財力・権力者の援助を得やすい。偉業達成という目標があれば、どのような分野においても成功しやすい。しっかりとした社会的地位を確立するアスペクト。木星と冥王星が水の属性でトラインを形成している場合、人の心理や情緒に対して強い影響力がある。

木星×冥王星:180度(オポジション/衝)

【男女共通】

180度の角度には対外的に力を発揮しようとする作用がある。楽天性や拡大・発展性を表す木星と、強いこだわり・権力や強制力・破壊と再生を表す冥王星の力が強く外へ拡張され、以下の暗示が強まる。

悪徳なことや不正をしやすい傾向。崇高なものや神聖なもの、人の大切なものを貶めるような価値観を持つ。宗教観も冒涜的。金銭面のモラルがない。豪華主義が過剰になる場合もある(派手で上品さのない悪趣味な印象を抱かれるが、それに惹かれる人もいる)。財政面でトラブルを起こしやすい。財力や権力を渇望する。権力に対する執着。権威ある人をこき下ろし、自分がその立場になろうとする。政治活動や組織内において権力抗争に関わりやすい。最悪の場合は、社会的地位や財産を一度に失う不運に見舞われる。アンチヒーロー的な人気を得ることもある。悪漢を主人公にしたピカレスク小説のような生き様が人にウケる。


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