【男女対応】水星×木星の各アスペクト解説(性格/ネイタル/出生図)

水星は知性やコミュニケーション能力、木星は楽天性や拡大・発展性を表す。出生時のホロスコープ(天体配置図)での水星と木星の角度(アスペクト)によって、これらがどのように発揮されているかがわかる。

■水星×木星:0度(コンジャクション/合)

【男女共通】

知性やコミュニケーション能力を表す水星が、楽天性や拡大・発展性を表す木星と重なることで、以下のいずれかの暗示が強まる。

楽観的。善良な性格。良識がある。常識的な知識がきちんと備わる。健全な判断力。読書好きがかなり多いアスペクト。読書によって多くを学ぶ。豊富な教養。知的なキャパシティーが大きい。博識。外国語を修得する場合はかなり有利なアスペクト。激しい社会活動より、静かな環境で学術研究をする生活を好む。分野問わず、知識を活かす仕事・文学関係の仕事に適性がある。自分の仕事や境遇に関係のない分野にも好奇心が働く。知識が過剰気味になる場合も。やや独善的な傾向。最先端の情報より、古いが安定した考えや基本的な教養を選択しがち。水星が木星だけとアスペクトを形成している場合は、興味の方向が拡散し、ひとつに絞るのが困難となる。

■水星×木星:60度(セクスタイル)

【男女共通】

60度の角度には発展を促す作用がある。知性やコミュニケーション能力を表す水星と、楽天性や拡大・発展性を表す木星がサポートし合うアスペクト。以下のいずれかの暗示が強まる。

穏便な性格。理知的。適度に常識がある。博識な人を作るアスペクト。物事を構成的に考えることが出来る。広い視野と豊富なアイデア。知的な分野への興味。自分と関係のない分野にも関心を持つ癖がある。違う分野の知識を活かして、応用的な考え方をする柔軟性を得る。水星と木星が火と風のサインで60度の角度を作っている場合は、さらに応用力が高まる。世間からの信用を得やすい。社会運は円満。文学の才能がある。文筆関係の仕事で名誉を得やすい。文学・医学・法律・教育・出版関係など、全ての知的専門職で成功する。

■水星×木星:90度(スクエア)

【男女共通】

90度の角度には天体の力の片方を犠牲にしたり逸脱させたりするが、新たな方向へ発展させる作用がある。このアスペクトの場合、知性やコミュニケーション能力を表す水星と、楽天性や拡大・発展性を表す木星の力が逸脱するように作用するため、以下の暗示が強まる。

厚顔無礼な人柄。厚かましい。図々しい。自分勝手。無礼。表現や判断が大げさ。大雑把。都合の悪いことを見落とす粗雑さがある。知的偏見を持つ。興味の方向を絞るのが困難。すぐに違うことに興味が向かう。興味が広がるが、集中するのが苦手。固定観念にとらわれやすい。古い考えに縛られる。自分流のやり方にこだわり過ぎてチャンスを失う。機転や緻密さがないので、細やかさが必要な仕事には不向き。金融や保険関係など、法的な責任や金銭的責任が重い仕事は避けた方が良い。知識の有無を問わず言語化できる能力があるのでライターに向いている。少しのキーワードからたくさんの言葉を生み出すことが出来る。大量の文章を扱う方が、90度のアスペクトの力を効率良く消化できる。

■水星×木星:120度(トライン)

【男女共通】

120度の角度には天体の力を快適な方向へ発展させる作用がある。知性やコミュニケーション能力を表す水星と、楽天性や拡大・発展性を表す木星が良い方向に力を発展させる。主に以下の暗示が強まる。

穏便な性格。穏和で角が立たない。現実的な考えより楽観的な考え方をする。理知的。常識がある。一般的な教養と理解力は平均よりも高め。物事を構成的に考えることが出来る。広い視野と豊富なアイデア。細かいことにこだわらない。知的な分野への興味。文学的な趣味を持つ人が多い。博学な人柄。世間からの信用を得やすい。周囲から信頼できる評価能力を持つ。社会運は円満。文学の才能がある。文筆関係の仕事で名誉を得やすい。文学・医学・法律・教育・出版関係など、全ての知的専門職で成功する。

■水星×木星:180度(オポジション/衝)

【男女共通】

180度の角度には対外的に力を発揮しようとする作用がある。知性やコミュニケーション能力を表す水星と、楽天性や拡大・発展性を表す木星の力が強く外へ拡張され、以下の暗示が強まる。

多弁。よく喋る。口数が多い。言い過ぎる傾向。考える前にしゃべる。主張が多い。余計なことをたくさん言う。うるさい人だと思われる。水星と木星が火と風のサインで60度の角度を作っている場合は、これらの傾向がさらに強まる。講義や授業など大勢の前で話す必要のある職業に活かせる。厚顔無礼な人柄。厚かましい。図々しい。自分勝手。無礼。表現や判断が大げさ。大雑把。都合の悪いことを見落とす粗雑さがある。知的偏見を持つ。固定観念にとらわれやすい。古い考えに縛られる。自分流のやり方にこだわり過ぎてチャンスを失う。機転や緻密さがないので、細やかさが必要な仕事には不向き。金融や保険関係など、法的な責任や金銭的責任が重い仕事は避けた方が良い。ひたすら喋る、好きなだけ文章を書くなどすると、この強力なアスペクトの衝動を何とか消化することができる。