【性格&運勢】第1ハウスの月:行動力や自我を占う|西洋占星術

投稿日:2024年9月26日 | 最終更新日:2024年9月27日

第1ハウス(1室)とは

アセンダント(以下ASC)から始まるハウス。「本人の室」「生命の室」と呼ばれ、個人の力そのものの特徴を表し、最も重要視されているハウスである。基本的な運命や、人生をどう生きるかを占うことができる。第1ハウスの始まりの境界線(カスプ)=ASCである。ASCは外見や体質・生まれつきの資質の他に、第1ハウスの象徴である行動パターンを読み取れるため、第1ハウスを解読する際の大事なポイントとなる。このハウスを解読する時はまずASCを読むと良いだろう。
外見・体質・行動パターンを占う場合はASCを読み、基本的運命や人生に対する姿勢などの個としての存在の押し出し方を読むならASCに加えて第1ハウス全体を読むイメージを持つと良い。
このページでは第1ハウスそのものの象徴である、基本的な運命、人生に対する姿勢、個としての存在の押し出し方について解説する。
ASCについては以下の記事を参照。

第1ハウスで占えること

  • 外見の特徴や雰囲気
  • 個人の力の打ち出し方
  • 行動の特徴
  • 個としての主張の強さ
  • 自分の存在の押し出し方

が入っていない場合:第1ハウスの始まりの境界線(カスプ)の星座が蟹座の場合は、月が入っているとみなして占うことが可能。(天体が入っているより、やや弱い影響となる)

第1ハウスの月

身近な人の感情を敏感に読み取る力が強化される。そしてその読み取った感情をすぐさま放出する。これは第1ハウスの「個としての主張」による影響。他人が口にしない感情や無意識の感情を代弁する立場になったり、場の雰囲気を敏感に読み取れる人物となる。
雰囲気を作るのが上手で周囲に可愛がられる存在。親しまれやすい。人気者になりやすい。大衆に馴染みやすい。大衆を相手にする仕事や、サービス業、商売に適性があり成功しやすい。感受性豊か。言葉よりも感情で表現する。感情が顔に出やすい。感情のコントロールが利きにくいため、思ったことをそのまま口に出す面も。敏感。空想力がある。内気。平和な人格。変化が好き。環境を変えたがる。新しいものが好き。新しい活動を好む。常に新鮮な気持ちを持っていたい。変転の多い人生ゆえ、波乱が多い数奇な運命を辿りやすい。
は「母親」を表すため、母親の人格の影響を受けやすかったり母親の人生をなぞるような人生設計になることもある。親しい人の影響をモロに受けやすく、無意識に仕草が移ったり真似をする場合も。模倣をすることで人生の変化が大きくなる傾向。関わる人が変わる度に自身の生き方も変わっていく。

●女性の場合:外見を美しくさせることや、美しいものに囲まれているなど、「美」が幸福の重要な条件になる傾向

●男性の場合:女性に大事に扱われる。女性から尊重される。結婚すると配偶者の影響を強く受ける。

●月が他の天体と凶座相(90度・180度)を形成している:気分が停滞することが多くなる。気の進まないことが起こりやすい運命。